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リップアートメイク「やってはいけないこと」施術前後の注意点

リップアートメイクを始める前に知っておきたいこと

口紅を塗り直す手間から解放されたい。すっぴんでも血色のいい唇でいたい。そんな願いを叶えてくれるリップアートメイクですが、施術を受ける前に「やってはいけないこと」を知っておくことが、満足のいく結果につながります。

私自身、多くの患者さまのお口元を拝見してきた経験から、リップアートメイクは適切な知識と準備があってこそ美しい仕上がりになると実感しています。

この記事では、施術前後で気をつけるべきポイントや、知らずに後悔しないための注意事項を詳しくお伝えします。

施術前に絶対やってはいけない7つのこと

直前の美容施術は避けましょう

リップアートメイクの施術前後1〜3か月は、他の美容施術を控える必要があります。ヒアルロン酸注入、ボトックス、レーザー治療などを受けると、唇の形や状態が変化してしまうからです。

せっかく理想のデザインを描いても、施術後に唇の形が変わってしまっては元も子もありません。美容施術の予定がある方は、必ず医師に相談して適切なタイミングを見極めましょう。

唇の保湿ケアを怠らないこと

施術の2週間前から、唇とその周辺の保湿をすることが肝要です。乾燥した唇では色素の定着が悪くなり、施術中の痛みも強くなる傾向があります。

リップティントや刺激の強い化粧品も、この期間は使用を避けてください。唇を最良の状態に整えておくことが、美しい仕上がりへの第一歩になります。

体調管理を軽視しないこと

体調不良のまま施術を受けるのは避けるべきです。免疫力が低下していると、施術後に口唇ヘルペスが発症するリスクが高まります。

風邪気味だったり、疲労が溜まっていたりする場合は、無理せず予約を変更する勇気も必要です。ベストコンディションで施術を受けることが、トラブル回避の鍵になります。

飲酒は施術前日から控える

施術前日から当日にかけての飲酒は厳禁です。アルコールが血中に残っていると、麻酔の効きが悪くなったり、施術中の出血が止まりにくくなったりします。

お酒好きの方には辛いかもしれませんが、美しい唇のためにはこの期間だけは我慢が必要です。

デザインのイメージを曖昧にしないこと

「なんとなくきれいになればいい」という曖昧な希望では、理想の仕上がりは得られません。普段使っている口紅や、憧れの唇の画像を持参すると、施術者とのイメージ共有がスムーズになります。

カウンセリングの時間を大切にして、細かい部分まで希望を伝えることが重要です。遠慮せず、納得いくまで相談しましょう。

オーバーリップにしすぎないこと

唇を大きく見せたいという気持ちは理解できますが、元の輪郭から大きく外れたデザインは不自然になりがちです。人中を短く見せたり、口角を上げて見せたりする効果は期待できますが、やりすぎは禁物。

自然な美しさを保つためには、元の唇の形を活かしたデザインが適切です。

施術後の予定を詰め込まないこと

施術直後は唇が腫れたり、色が濃く見えたりします。個人差はありますが、2〜3日は人と会う予定を入れないほうが無難でしょう。

特に大切なイベントの直前に施術を受けるのは避けるべきです。余裕を持ったスケジュール調整が、精神的な安心にもつながります。

施術後のダウンタイム中にやってはいけないこと

唇を触ったり擦ったりしないこと

施術後の唇は細かい傷がたくさんついた状態です。この時期に触ったり擦ったりすると、感染のリスクが高まり、色素の定着も悪くなります。

かゆみが出ることもありますが、我慢が必要です。どうしても気になる場合は、保冷剤を巻いた清潔なタオルで冷やすと楽になります。

かさぶたを無理に剥がさないこと

施術後3日〜1週間ほどで、唇にかさぶたができます。これを無理に剥がすと、傷跡が残ったり、色素が抜けてムラになったりする可能性があります。

自然に剥がれるのを待つことが、美しい仕上がりへの近道です。焦らず、じっくりと経過を見守りましょう。

保湿を怠らないこと

施術後7日間は、ワセリンなど指定された保湿剤でしっかりケアする必要があります。クレンジングや洗顔の前、スキンケアの前、入浴の前に保湿剤で唇を保護しましょう。

乾燥は色素の定着を妨げる大敵です。面倒でも、この期間だけは徹底した保湿を心がけてください。

刺激の強い食べ物を避けること

施術後3日間は、色の濃い食べ物や刺激の強い食べ物は控えましょう。カレー、キムチ、唐辛子などの香辛料は、傷ついた唇に刺激を与えます。

また、熱すぎる飲み物も避けたほうが賢明です。温度の高いものは腫れを悪化させる可能性があります。

激しい運動や入浴を控えること

施術後1週間は、汗をかく行為を避ける必要があります。激しい運動、サウナ、ホットヨガ、温泉などは、感染リスクを高めるだけでなく、色素の定着を妨げます。

シャワーは問題ありませんが、顔に直接当てるのは厳禁です。唇を保湿剤で覆ってから、やさしく洗顔しましょう。

飲酒と喫煙を控えること

施術後1週間は、多量の飲酒とたばこを避けてください。これらは血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる要因になります。

特にたばこは、唇のくすみの原因にもなります。せっかくきれいになった唇を守るためにも、この機会に禁煙を考えてみるのもいいかもしれません。

紫外線対策を怠らないこと

施術後の唇は紫外線に非常に敏感です。外出時は必ず日焼け止めやUVカットのリップクリームを使用しましょう。

紫外線は色素の変色や退色を早める原因になります。長期的に美しい色を保つためにも、紫外線対策は欠かせません。

施術を受けられない人・注意が必要な人

禁忌症に該当する方

心臓病、重度の糖尿病、重度の金属アレルギー、局所麻酔薬アレルギー、免疫抑制状態、妊娠中、ケロイド体質、全身性の感染症などに該当する方は、施術を受けることができません。

また、施術部位に皮膚疾患やアトピー症状がひどい方、長期間ステロイドを内服している方も対象外となります。

口唇ヘルペスの既往がある方

過去に口唇ヘルペスを発症したことがある方は、必ず事前に申し出てください。施術の刺激でヘルペスが再発する可能性があるため、予防薬の内服が必要になります。

当院では、施術後3日間の予防薬を処方しています。体調管理とともに、薬の服用も忘れずに行いましょう。

血液凝固を抑制する薬を服用中の方

脳梗塞や肺梗塞などで血液をサラサラにする薬を服用している方は、施術中の出血が止まりにくくなります。主治医と相談の上、施術の可否を判断する必要があります。

自己判断で薬の服用を中止するのは危険です。必ず医師の指示に従ってください。

MRI検査を控えている方

アートメイクの色素には微量の金属成分が含まれているため、MRI検査時に影響が出る可能性があります。当院では安全性の高い色素を使用していますが、検査を受ける際は必ず医療機関にアートメイクをしている旨を伝えてください。

検査の予定がある方は、施術のタイミングを調整することをおすすめします。

失敗しないためのクリニック選びのポイント

口元の専門家である歯科医院を選ぶ

リップアートメイクは、唇という繊細な部位に色素を入れる医療行為です。

歯科医院は日常的に口唇・口腔・顎・神経・血管を扱っており、口元を医学的に理解したうえで施術を行います。

見た目だけでなく、安全性や機能面まで考慮した施術を受けたい方にとって、歯科医院という選択は重要な判断基準になります。

歯科だからこそできる安全管理

唇は血流が豊富で、炎症や感染が起こりやすい部位です。当院では、日常診療と同様に感染対策や衛生管理を徹底し、医療グレードの材料を用いた施術が行われます。

万が一の腫れや炎症に対しても、医療的判断に基づいた対応ができる点は大きな強みです。

美容目的だけで選ばない、歯科医院という判断基準

リップアートメイクを「見た目」だけで選ぶと、後悔につながることがあります。当院では、唇単体ではなく、歯の見え方や口角、表情とのバランスまで含めて施術を考えます。将来的な違和感が出にくいかという視点で判断できる点が、歯科ならではの特徴です。

「唇は医療部位」という前提で説明してくれるか

後悔しないためには、カウンセリングの質が重要です。施術のメリットだけでなく、リスクやダウンタイム、色の変化についても説明があるか確認しましょう。

「できること」「できないこと」を明確に伝えてくれる姿勢は、信頼できるクリニックかどうかの判断材料になります。

歯科医院で受けるリップアートメイクの長期的メリット

リップアートメイクは、時間とともに色味が変化し、リタッチが必要になる施術です。

歯科医院では、定期的な口腔管理や経過観察の文化があり、長期的なフォローを前提とした対応が可能です。「今の仕上がり」だけでなく、「数年後も自然か」という視点が、後悔しないための大切なポイントです。

症例

before after

項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇の黒ずみを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 50代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみと色むらを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみが気になる
施術名 リップアート
治療回数 2回

よくある質問Q&A

Q1: リップアートメイクの痛みはどのくらいですか?

唇は粘膜でデリケートな部分なので、他の部位と比べると痛みを感じやすい傾向があります。ただし、麻酔クリームを使用するため、多くの方が我慢できる程度です。

当院では口腔内麻酔(浸潤麻酔)を使用するため、痛みをほとんど感じることなく施術を受けていただけます。痛みに不安がある方は、事前に相談してください。

Q2: 色はどのくらい持続しますか?

個人差はありますが、2回の施術で1-2年程度持続するといわれています。肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていくため、定期的なメンテナンスをおすすめします。

タトゥーとは異なり、完全に消えることはありませんが、色の変化を楽しめるのもアートメイクの魅力です。

Q3: 施術は何回必要ですか?

基本的には2回セットでの施術をおすすめしています。1回目でくすみを取り、2回目で色素を入れることで、より美しく自然な仕上がりになります。

1回のみの施術も可能ですが、色の定着率は30〜50%程度と考えてください。

Q4: 施術後すぐにメイクはできますか?

唇以外のメイクは当日から可能です。ただし、唇への直接的なメイクは1週間程度控えていただく必要があります。

かさぶたが完全に取れて、唇の状態が落ち着いてから、口紅やグロスを楽しんでください。アートメイクの上から重ねることで、さらに多彩な表情を楽しめます。

Q5: 男性でも施術を受けられますか?

もちろん可能です。近年では、営業職や接客業など人と接する機会の多い男性の間でも、唇のくすみを取って顔色を明るく見せたいというニーズが高まっています。

当院では、性別を問わず、その方に合った自然な仕上がりをご提案しています。お気軽にご相談ください。

まとめ:美しい唇を手に入れるために

リップアートメイクは、適切な知識と準備があれば、素晴らしい結果をもたらしてくれる施術です。施術前後の「やってはいけないこと」を守ることが、理想の唇への近道になります。

体調管理、保湿ケア、デザインの明確化、信頼できるクリニック選び。これらのポイントを押さえることで、後悔のない施術を受けることができるでしょう。

私たちが目指しているのは、紫外線や加齢の影響でくすんでしまった唇を本来の色に戻し、自然で美しい色や形にしていくことです。唇の血色がよくなって肌のトーンがアップし、若々しい印象になって笑顔になっていただければと思っています。

 

著者情報

池田 由美子

所属学会・資格

  • 日本アンチエイジング歯科学会認定医
  • Global Academy Japan Short international cource soft and hard tissue surgeryⅡ(Faculty of Dentistry,Chulalongkorn University)修了
  • JSDA Teeth Whitening Expert取得
  • 日本顎顔面美容医療協会(Jmfas)認定医
  • 日本有床義歯学会(JPDA)所属・日本口腔インプラント学会所属
  • 日本美容歯科医療協会 口腔ヒアルロン酸・歯科ボツリヌス認定医
  • 日本抗加齢美容再建歯科協会(AesthticReconstruction)講師
  • 第一種歯科感染管理者(日本・アジア口腔保健支援機構)
  • 日本先端歯科技術研究所インプラント認証医
  • Advanced Implant Institute Japan2022年中期コース修了
  • 点滴療法研究会高濃度ビタミンC点滴認定医

池田歯科医院

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