Month: February 2026

  • 子供の顎が小さいとどうなる?リスクと治療法

    お子さまの顎が小さいと、将来の歯並びに影響が出るのではないかと不安に感じる親御さんも多いのではないでしょうか。 近年、硬いものを食べる機会が減少したことで、顎の発達が不十分なお子さまが増えています。顎が小さいと、歯並びが悪くなるだけでなく、口呼吸や滑舌の問題、さらには睡眠時無呼吸症候群といった健康面への影響も懸念されます。 しかし、顎の成長期である15歳頃までに適切な対応ができれば、顎を正常に成長させることは十分に可能です。早期に対策を始めるほど、将来の歯並びの乱れを防ぐ効果が高まります。 この記事では、子供の顎が小さくなる原因や、顎が小さいことで起こるさまざまなリスク、そして当院で行っている小児矯正を含めた具体的な治療法について詳しく解説します。お子さまの健やかな成長をサポートするための情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。 目次 子供の顎が小さくなる主な原因 顎の大きさが決まる時期 顎が小さいことで起こるリスク 当院で行う顎を広げる治療法 日常生活で顎の成長を促す方法 よくある質問 まとめ 子供の顎が小さくなる主な原因 お子さまの顎が小さい原因は、大きく分けて「遺伝的要因」と「後天的要因」の2つがあります。 遺伝による影響 骨格は遺伝性が高く、親御さんの顎の大きさがお子さまにも受け継がれる可能性があります。特に、顎の骨の特徴的な形や大きさは遺伝の影響を強く受けます。 上顎や下顎が小さい親御さんの場合、お子さまの顎も小さくなる傾向が見られます。ただし、遺伝的要因があっても、成長期に適切な治療を行うことで顎の発達を促すことは可能です。 食生活による後天的な影響 現代の食生活は、顎の発育に大きな影響を与えています。柔らかい食べ物や加工食品ばかりを好む傾向があると、顎の骨がうまく成長しない可能性があります。 ハンバーグ、ソーセージ、スクランブルエッグなどは、あまり噛まなくても飲み込めてしまいます。こうした食事が続くと、顎や口の周りの筋肉が十分に発達しません。顎の成長は、食べ物を噛み、奥歯でつぶす動作によって促されるため、硬いものをすりつぶすように奥歯を横に動かすことが重要です。 食べ方の習慣 食べ方も顎の発達に深く関係しています。あまり噛まずに丸呑みしたり、食事中の姿勢が悪かったりすると、顎が正しく成長せずに小さいままになる可能性があります。 特に、柔らかいものばかり食べる習慣があると、しっかりと噛む習慣が身につきません。硬いものが出てくる頻度が低いと、噛まずに飲み込むことが多くなり、顎の発達が妨げられます。 顎の大きさが決まる時期 顎の成長には、上顎と下顎でタイミングが異なります。 上顎の大きさは、6歳頃から10歳頃の間にほぼ決まります。この時期は、小学校低学年から中学年にかけての重要な成長期です。一方、下顎の骨は思春期に成長のピークを迎えるため、男の子は18歳頃、女の子は13歳頃にほぼ決まります。 顔全体の成長を見ると、5歳までに40〜45%、10歳頃までに80%が完成し、20歳頃には成長が止まると言われています。このため、顎の成長期に正しく導くことが、将来の歯並びや顔貌(がんぼう)に大きく影響します。 当院では、この成長期を逃さず、お子さまの顎の発達を適切にサポートする小児矯正を提供しています。早期に相談いただくことで、より効果的な治療計画を立てることができます。 顎が小さいことで起こるリスク   お子さまの顎が小さいと、見た目だけでなく、健康面にもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。 歯並びが悪くなる 顎の骨が歯列の長さより小さい場合、永久歯が生えるスペースが不足します。すると、叢生(そうせい)や八重歯といった、悪い歯並びになってしまう可能性があります。 叢生は、歯が前後したり重なったりして生える状態で、「乱ぐい歯」とも呼ばれます。歯がガタガタに生えているため歯磨きが行き届かず、虫歯や歯周病になりやすいリスクを伴います。 また、上顎前突(出っ歯)は、前歯が前方に出ている状態です。下顎の成長不足が原因の一つで、口が開いていることが多く、口腔内が乾燥してドライマウスとなりやすいため、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。 反対咬合(受け口)は、下の顎が前に出ている状態です。小さい上顎と大きい下顎の組み合わせのため、反対咬合になる場合があります。 口呼吸になる 上顎が小さいと、鼻腔が狭くなり鼻呼吸に支障が出るため、口呼吸をしがちです。下顎が未発達の場合は、舌の動きに悪い影響を及ぼすため滑舌が悪くなり、上手に食べ物を噛めず、口呼吸になってしまうお子さまもいます。 口呼吸は、口腔内の乾燥を招き、虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、喘息を起こしやすくなったり、姿勢や顔つきが悪くなったりする原因にもなります。 いびきや睡眠時無呼吸症候群 下顎が小さいことで、いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩まされる可能性も高くなります。顎が小さいと、寝ているときに舌が喉のほうに落ち込んで気道が狭くなるからです。 いびきや無呼吸症候群になると、良質な睡眠がとれずに疲労感が抜けません。お子さまの成長や学習にも悪影響を及ぼす可能性があります。 滑舌が悪くなる 顎が小さいと、舌が十分に動くスペースがとれなかったり、歯並びが悪くなったりするため、滑舌が悪くなります。特に、サ行・タ行・ラ行などの発音がはっきりとできないケースが多いでしょう。 滑舌が悪いことが気になって、人とのコミュニケーションを避けたり、自信を失ったりすることもあります。 抜歯が必要になる可能性 顎が小さくて永久歯の並ぶスペースがないと、矯正治療で将来抜歯の可能性が出てきます。抜歯せずに矯正しようとしても、歯を並べるスペースがないため、抜歯するしかない場合もあります。 当院では、できるだけ抜歯を避け、お子さまの顎の成長を利用した小児矯正を推奨しています。早期に治療を開始することで、抜歯のリスクを減らすことができます。 当院で行う顎を広げる治療法   当院では、お子さまの顎の成長を正しく導くための小児矯正を提供しています。 顎顔面矯正(小児矯正) 顎顔面矯正は、顎の発育不足に対して行う矯正治療です。乳歯の時期や、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている状態)に行う治療で、「上顎骨急速拡大装置(RME)」という矯正装置を使用します。 この装置は、上顎骨(鼻上顎複合体)の成長の力をコントロールし、立体的に、正しく健康的な成長を促します。顎の骨自体を広げ、正常な姿に戻してあげることで、永久歯が健康に生えそろうためのスペースを作ります。 治療の流れ […]

  • 小児矯正は本当に必要?将来のための予防矯正

    小児矯正は本当に必要なのか?詳しく解説! お子さまの歯並びを見て、「このままで大丈夫かな」と不安になる親御さんは多いです。 小児矯正は、子供たちの健やかな成長と健康な口腔環境を保つために非常に重要です。成長期における歯の矯正は、将来的な歯並びや噛み合わせの問題を未然に防ぎ、より健康的な口腔環境を提供します。子供の歯や顎はまだ発育段階にあり、矯正治療が早期に行われることで、効率的かつ効果的に歯並びを改善することが可能です。早期に矯正を行うことで、将来の複雑な治療を避け、子供の自信や社会的な活動にも良い影響を与えます。 目次 小児矯正の本質的な必要性 小児矯正を事前に受けるのが必要な歯並びとは 顎顔面矯正という選択肢 まとめ〜親御さんだからこそできること 小児矯正の本質的な必要性 小児矯正には様々なメリットがあります。 正しいかみ合わせを作ることで、無理な咬合力がかかることを防ぎ、歯を守ることにもつながります。歯並びがキレイに整っていることで、清掃しやすく、むし歯の予防にもつながります。口をぽかんと開けた口呼吸を改善し鼻呼吸にしていくことができる。かみ合わせを整えることで脳の機能が活性化して記憶力にも良い影響がある。良い発音となる。歯の怪我の防止につながる。歯並びや顔貌が改善して笑顔が増える。これらは、単なる見た目の改善ではなく、お子さまの全身の健康に関わる重要な要素です。 早期治療が必要なケースと待機すべきケース すべてのお子さまに小児矯正が必要なわけではありません。 混合歯列期の特徴として、一見、歯列不正のように見えて、実際は問題の無いケースが、本当の歯列不正にまぎれて起こります。 例えば 「上顎前歯の間に隙間がある状態(上顎前歯の離開)」 「下顎前歯の乳歯の後ろに永久歯が生える状態(二枚歯の状態)」 などがあります。 「上顎前歯の離開」は異常ではなく、ほとんどの場合、永久歯が生え揃うまでに隙間は消失します。 また、「二枚歯の状態」は、後から出てきた永久歯が、舌圧によって前方に押されていき、最終的に乳歯は抜け落ちます。通常は、数ヶ月程度で改善されます。 これらのことから、本当の歯列不正なのか、歯列不正に見えるだけのものなのかを、慎重に見極めていくことが大切となります。矯正歯科を受診し、子供の歯並びについて、一度ご相談されることをおすすめします。 小児矯正を事前に受けるのが必要な歯並びとは   不正な歯並びには様々な種類があります。 反対咬合(受け口) 「下顎前突(かがくぜんとつ)」とは、「受け口」ともいい、下顎が突出している状態のことです。通常は、上の歯が下の歯よりも2mm~3mm程度前に出ているのが正しい噛み合わせですが、下顎前突では、下顎の歯が上顎の歯よりも前に出てしまった状態です(反対咬合)。 特に下顎前突(受け口)の場合、永久歯列期(12~18歳頃)になってしまうと矯正治療単独では受け口の治療は困難な場合があります。顎変形症の外科手術を必要とする場合が多くなります。早期の介入が将来の外科手術リスクを避けることにつながります。 開咬 「開咬(かいこう)」は、奥歯は噛み合わさっていても、前歯は噛み合わずに、上下の歯の間が開いている(Open bite)状態をいいます。 指しゃぶり(吸指癖)、舌を突き出す(舌癖)などの癖 = 口腔習癖(こうくうしゅうへき)によって歯が移動して起こる開咬症などの「外的な要因で起こる歯列不正」があります。これらの癖を改善しないまま治療を進めても、装置をうまく使えなかったり、歯並びが治ってもすぐに後戻りしたり、治療期間が長引いたりする恐れがあります。 叢生(そうせい) 「叢生(そうせい)」とは、歯並びがでこぼこになり、重なりあったりした状態のことをいいます。「乱杭歯(らんぐいば)」ともいいます。ちまたにいう「八重歯(やえば)」も叢生のひとつです。顎の骨の成長が不十分で、歯の並ぶスペースが足りないと、叢生になります。 近代においては、軟らかい食事が主体となり、「良く噛む」必要がなくなったため、噛むための筋肉「咀嚼筋の発育不全」がおこり、「上顎の発育不足」がおこり、「下顎の発育不足」がおこります。さらに栄養状態は良くなったため、一本一本の「歯の大きさの大型化」が起きてきています。顎骨の小型化と歯の大きさの大型化が同時に存在しているため、小さな顎に大きな歯は並びきらず、ぐちゃぐちゃに生えてきてしまうということが起こり、歯の生えそろうスペースが足りなくなってきています。 顎顔面矯正という選択肢   顎顔面矯正(小児矯正)は顎の発育不足に対して行う矯正治療です。 顎顔面矯正は、乳歯の時期や、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている状態)に行う治療です。「上顎骨急速拡大装置(RME)」という矯正装置を使用して、上顎骨(鼻上顎複合体)の成長の力をコントロールし、立体的に、正しく健康的な成長を促し、顎の骨自体を広げ、正常な姿にもどしてあげることで、永久歯が健康に生えそろうためのスペースを作るものです。 装置を装着し、2~3ヶ月かけて顎を拡大します。広げ終わったら、その後小学校卒業程度まで1~3ヶ月に1回程度の間隔で維持管理をしていきます。その時に、姿勢のチェック、口腔周囲筋(舌や唇など)のトレーニングなども行う場合もあります。おおむね十分な拡大が行われれば、歯の生えるスペースは確保できるため、歯列矯正(成人矯正)が必要にならないか、必要になったとしてもわずかな矯正で済むことが多く、負担が少なくて済むことが多いです。※100%必要がなくなるわけではありません。 装置の種類 ハイラックスタイプは横方向に拡大するための装置(急速拡大)です。 ファンタイプは扇状に拡大するための装置(中速拡大)です。バラエティタイプは乳歯列期にゆっくり拡大します。お子さまの状態によって急速拡大装置(RME)、床矯正装置を選択して施術いたします。両者での施術料金に変わりはありません。 まとめ〜親御さんだからこそできること 美しく健康な歯並びは、お子さまにとって将来への大きな財産になります。成長期に行う小児矯正によって、将来の歯並びを整えてあげられるのは、ご両親だからこそできる選択です。 当院では、舌やお口周りの筋肉の使い方を整える「早期咬合誘導」を行い、その後、顎の骨格を整える「一期治療(骨格矯正)」、歯並びを仕上げる「二期治療(歯列矯正)」の二段階で小児矯正を進めています。 単に歯並びを整えるのではなく、なぜ歯並びが乱れたのかという原因を重視し、口腔機能や全身の発育・健康まで見据えた治療をご提案しています。 また、大人の方でも上顎を拡大することで気道が広がり、口呼吸の改善につながる場合があります。口呼吸の改善は、いびきや睡眠の質の低下を防ぎ、睡眠時無呼吸症候群のリスク低下など全身的な健康にも寄与する可能性があります。 お子さまの歯並びが気になったら、将来を見据えた第一歩として、まずはお気軽にご相談ください。   著者情報 池田 由美子 所属学会・資格 […]

  • 小児矯正はいつから?最適な始めどきガイド

    お子様の歯並びが気になり始めたとき、「いつから矯正を始めるべきか」と悩まれるご両親は多いです。 実は、小児矯正の開始時期は、お子様の将来の歯並びや健康に大きな影響を与えます。 当院は、福島エリアの多くのお子様の矯正治療に携わってきました。その経験から、適切なタイミングでの治療開始が、お子様の負担を減らし、より良い結果につながることを実感しています。 目次 小児矯正はいつから?最適な開始時期とは 小児矯正はいつから?種類と治療内容 小児矯正のメリット 小児矯正はいつから?ご両親が知っておいて欲しいこと よくある質問 まとめ 小児矯正はいつから?最適な開始時期とは 小児矯正の開始時期は、お子様の成長段階や歯並びの状態によって異なります。 一般的には、3歳から8歳までの間に矯正を始めることで、より良い結果が期待できるとされています。 この時期は、顎の骨がまだ柔軟で成長段階にあるため、歯の生えるスペースを確保しやすく、将来的な歯並びの問題を予防できる可能性が高まります。 ただし、症状によっては、もっと早い段階での介入が必要になる場合もあります。 特に受け口の場合は、3歳頃からの早期治療が推奨されます。遺伝的要素が強いため、ご両親のどちらかが受け口の場合、お子様にも同じ傾向が現れる可能性があります。早期に治療を開始することで、顎の過成長を抑えながら歯を並べていくこと 小児矯正はいつから?種類と治療内容 小児矯正には、お子様の成長段階に応じて、いくつかの種類があります。 当院では、お子様の状態に合わせて最適な治療法を選択しています。 早期咬合誘導(予防矯正) 3歳頃に開始する乳歯列期の予防的小児矯正です。 舌や口の周りの筋肉のバランスを整えることで、大人の歯への健康的で正常な生え変わりを補助します。舌や口の周りの筋肉を使う練習を、ご自宅で行っていただいたり、マウスピースのような形の取り外しできる装置を、必要に応じて使用します。 指しゃぶりや舌を突き出す癖などの口腔習癖が残っていると、歯並びや口元の形などに影響が出てしまう場合があるため、この時期の介入が重要です。 一期治療(骨格矯正) 6歳から12歳頃の混合歯列期に行う小児矯正で、多くのメリットがあります。 専用の矯正装置を使用し、歯を並べるためのスペースを確保し、その後の二期治療に移行するための下地を作ります。下顎前突(受け口)や上顎前突(出っ歯)、あごの曲りなどで顔貌に影響が出たりしないよう、顎の骨が成長する力を利用して、上下のあごの骨のバランスを整えていくことが可能です。 将来的に顎の骨に対する手術などを行うリスクを避けることにもつながります。 顎顔面矯正の特徴 当院では、顎顔面矯正という治療法も提供しています。 近代においては、軟らかい食事が主体となり、「良く噛む」必要がなくなったため、咀嚼筋の発育不全が起こり、上顎や下顎の発育不足が生じています。さらに栄養状態は良くなったため、一本一本の歯の大きさが大型化してきています。顎骨の小型化と歯の大きさの大型化が同時に存在しているため、小さな顎に大きな歯は並びきらず、ぐちゃぐちゃに生えてきてしまうということが起こります。 顎顔面矯正は、乳歯の時期や混合歯列期に行う治療です。 上顎骨急速拡大装置(RME)という矯正装置を使用して、上顎骨の成長の力をコントロールし、立体的に正しく健康的な成長を促し、顎の骨自体を広げ、正常な姿にもどしてあげることで、永久歯が健康に生えそろうためのスペースを作るものです。 装置を装着し、2~3ヶ月かけて顎を拡大します。広げ終わったら、その後小学校卒業程度まで1~3ヶ月に1回程度の間隔で維持管理をしていきます。その時に、姿勢のチェック、口腔周囲筋(舌や唇など)のトレーニングなども行う場合もあります。 小児矯正のメリット   小児矯正には、お子様の将来にわたる健康と笑顔のために、様々なメリットがあります。 むし歯予防と口腔衛生の向上 正しいかみ合わせを作ることで、無理な咬合力がかかることを防ぎ、歯を守ることにつながります。 歯並びがキレイに整っていることで、清掃しやすく、むし歯の予防にもつながります。歯ブラシが届きにくい部分が減るため、日々のケアがしやすくなり、お子様自身でも効果的な歯磨きができるようになります。 鼻呼吸の促進と健康への影響 口をぽかんと開けた口呼吸を改善し、鼻呼吸にしていくことができます。 鼻呼吸は、空気中の細菌やウイルスをフィルタリングする役割があり、免疫力の向上にもつながります。また、鼻呼吸をすることで、睡眠の質が向上し、集中力や学習能力にも良い影響を与える可能性があります。 脳機能と発音の改善 かみ合わせを整えることで脳の機能が活性化して記憶力にも良い影響があるとされています。 良い発音となることも、小児矯正の大きなメリットです。歯並びが整うことで、舌の動きがスムーズになり、正確な発音ができるようになります。これは、お子様のコミュニケーション能力の向上にもつながります。 怪我の防止と自信の向上 歯の怪我の防止につながることも重要なポイントです。 特に前歯が突出している場合、転倒時などに歯を損傷するリスクが高まります。歯並びを整えることで、このようなリスクを減らすことができます。 歯並びや顔貌が改善して笑顔が増えることも、お子様の心の成長にとって大切です。 美しく健康な歯並びは、お子様の自信につながり、将来への素晴らしいプレゼントとなることでしょう。欧米では、歯並びの良さは社会的に成功するための必要条件ともされている側面があります。 小児矯正はいつから?ご両親が知っておいて欲しいこと   小児矯正で将来の歯並びを守ることができるのはご両親です。 お子様ご自身では判断や決断ができないため、ご両親の理解と協力が不可欠です。 早期相談の重要性 […]

  • 小児矯正のメリットとデメリットを徹底解説

    お子さまの歯並びを見ていると、親として不安になることはありませんか? 「この生え方で大丈夫なのか」「いつ矯正を始めればよいのか」「本当に必要なのか」そんな疑問を抱える親御さんは少なくありません。小児矯正は、お子さまの将来の健康と笑顔を守るための重要な選択肢です。 ただし、メリットだけでなくデメリットも理解した上で判断することが大切です。 この記事では、小児矯正の具体的なメリットとデメリット、治療のタイミング、そして親御さんが知っておくべき注意点を詳しく解説します。お子さまにとって最適な選択をするための情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。 目次 小児矯正とは何か〜子供の成長を活かした治療 小児矯正の5つの主なメリット 小児矯正の5つの主なデメリット 不正な歯並びの種類 よくある質問(Q&A) まとめ〜お子さまの未来の笑顔のために 小児矯正とは何か〜子供の成長を活かした治療 小児矯正は、永久歯が生え揃う前や生え揃ってすぐの成長期に行う歯並びの治療です。 大人の矯正と大きく異なるのは、顎の骨が成長途中にあるため、その成長をコントロールしながら歯並びを整えられる点にあります。顎の骨が柔らかい時期だからこそ、抜歯をせずに治療できる可能性が高まるんです。 小児矯正には、大きく分けて3つの段階があります。 早期咬合誘導(3歳頃~) 乳歯が生え揃った頃に開始する予防的な矯正です。指しゃぶりや舌を突き出す癖など、歯並びに悪影響を及ぼす口腔習慣を改善し、正常な成長を促します。 一期治療(6~12歳頃) 乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に行う治療です。顎の骨の成長をコントロールし、永久歯が正しく並ぶスペースを確保します。上下の顎のバランスを整えることで、将来的に外科手術が必要になるリスクも減らせます。 二期治療(12歳頃~) 永久歯が生え揃った後に行う治療です。歯列を細かく整え、正しい噛み合わせを作ります。一期治療を受けていれば、二期治療が不要になったり、必要でも短期間で済むことが多いです。 小児矯正の5つの主なメリット 小児矯正のメリット1:顎の成長をコントロールし、理想的な骨格バランスを作る 小児矯正の最大のメリットは、顎の成長を適切な方向に誘導できることです。 大人になってからでは骨格が完成しているため、顎の発育を促すことは困難です。しかし、成長期のお子さまであれば、上顎と下顎の位置関係やバランスを整えることが可能なんです。出っ歯や受け口といった骨格的なズレも、この時期なら改善できる可能性が高まります。 顎の正しい成長を促すことで、将来的に顎変形症の外科手術が必要になるリスクを大幅に減らせます。 小児矯正のメリット2:抜歯をせずに矯正できる可能性が高まる 大人の矯正では、歯を並べるスペースを確保するために健康な歯を抜歯することが少なくありません。 小児矯正では、顎の幅を広げたり奥歯の位置を調整したりすることで、永久歯が並ぶスペースを自然に作り出せます。その結果、抜歯のリスクを下げられるんです。お子さまの健康な歯を守りながら、美しい歯並びを実現できる、これは親御さんにとって大きな安心材料ですよね。 小児矯正のメリット3:痛みが少なく、歯がスムーズに動く 成長段階にある子供の顎の骨はまだ柔らかく、歯が動きやすい状態にあります。 そのため、大人の矯正と比較して歯が動く際の痛みが比較的少なく、効果も早く現れやすいとされています。お子さまの負担を軽減しながら治療を進められる点は、小児矯正の大きな利点です。 小児矯正のメリット4:むし歯や歯周病の予防につながる 歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部分ができてしまいます。 そこに食べかすや汚れがたまり、むし歯や歯肉炎のリスクが高まるんです。小児矯正で歯並びを整えることで、歯磨きがしやすくなり、口腔内を清潔に保ちやすくなります。正しい噛み合わせを作ることで、無理な咬合力がかかることも防げます。結果的に、お子さまの歯を長期的に守ることにつながるわけです。 小児矯正のメリット5:口呼吸を改善し、鼻呼吸を促進できる 口をポカンと開けた状態の口呼吸は、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えるだけでなく、全身の健康にも影響します。 小児矯正では、歯列矯正と並行して口周りの筋肉や舌のトレーニングを行うことで、口呼吸を改善し、本来の鼻呼吸を取り戻せます。鼻呼吸は、発音の改善や脳機能の活性化にもつながるとされており、お子さまの健やかな成長をサポートします。また将来的な睡眠時無呼吸のリスクが下がります。 小児矯正の5つの主なデメリット   小児矯正のデメリット1:治療期間が長くなる傾向がある 小児矯正の最大のデメリットは、治療期間が長くなることです。 顎の骨の成長をコントロールしながら、乳歯から永久歯への生え変わりを確認していく必要があるため、ある程度の期間がかかります。個人差はありますが、下顎の骨の成長は15歳前後まで続くため、受け口傾向のあるお子さまの場合は特に長期の経過観察が必要です。 早いお子さまで4、5歳から治療を始めた場合、完了まで10年程度かかる可能性もあります。治療が長期になると、その分、毎月の矯正処置料などもかかってきますので、経済的な負担も考慮する必要がありますね。 小児矯正のデメリット2:二期治療が必要になることがある 一期治療だけでは、細かい歯のねじれやガタガタを完全に治すことは困難です。 そのため、永久歯が生え揃った後に二期治療が必要となることが多いんです。また、小児矯正を行っても、想定外の成長があったり骨格的な問題が解消しなかったりするケースでは、大人になってから再度矯正治療が必要になる場合もあります。特に受け口のお子さまは、大人になってから外科矯正が必要となる可能性もゼロではありません。 ただし、一期治療で顎や歯の状態を整えておけば、二期治療が必要になった時にかかる費用や期間を低減でき、抜歯も避けられる可能性が高まります。 小児矯正のデメリット3:お子さまの協力とモチベーションが不可欠 小児矯正では、自分で取り外しできるタイプの装置を使用することが多いです。 そのため、お子さまが矯正治療に前向きでないと、計画通りの結果が得られない可能性があります。大人の矯正とは異なり、保護者の方の考えで治療を開始することが多いため、お子さまの治療に対するモチベーションを維持することが重要です。歯科医師や歯科衛生士だけでなく、ご家族のサポートが治療の成功を左右します。 小児矯正のデメリット4:一時的に見た目が悪くなることがある 矯正装置の種類によっては、器具が見えたり、治療の途中経過で一時的に歯並びが悪い状態になったりすることがあります。 矯正装置が見えることに対しては、カラーゴムを使ってファッションの一つとして楽しむ工夫もできます。ただし、お子さまが見た目を気にする年齢の場合は、事前に十分な説明とサポートが必要ですね。 小児矯正のデメリット5:丁寧な口腔ケアが必要になる […]

  • 顎顔面矯正とは?小児期に始める理由と治療の流れを専門医が解説

    お子さんの歯並びや口呼吸が気になっていませんか? 近年、顎が小さく歯並びがガタガタになるお子さんが増えています。実は、これは単なる見た目の問題ではなく、呼吸や全身の健康にも影響する可能性があるのです。 当院では、小児期の成長を利用した「顎顔面矯正」という治療法に力を入れています。この治療は、顎の骨そのものを広げることで、歯並びだけでなく鼻呼吸の改善や全身の健康にもつながる可能性があります。 この記事では、顎顔面矯正の仕組みや始める時期、治療の流れについて、歯科医師の立場から詳しくお伝えします。 目次 顎顔面矯正とは何か?従来の矯正との違い 顎顔面矯正で期待できる効果とメリット 顎顔面矯正を始める最適な時期 顎顔面矯正の治療の流れと使用する装置 当院の顎顔面矯正へのアプローチ よくある質問(Q&A) まとめ:お子さんの健康な未来のために 顎顔面矯正とは何か?従来の矯正との違い 顎顔面矯正は、顎の成長を利用して骨格から整える小児矯正の一種です。 従来の矯正治療では、顎の骨に収まりきらない歯を抜いて、ブラケットを用いて歯をキレイに並べていくのが一般的でした。つまり、限られたスペースに歯を無理やり並べる方法です。 それに対して顎顔面矯正では、骨格が固まる前に顎の骨の成長を促します。顎の骨を広げておくことで、永久歯が生えてきた時、本来並ぶべき位置にキレイに収めることができるのです。 例えるなら、3人掛けのベンチに5人が座ろうとすると、飛び出してしまう人が出てしまいますよね。顎顔面矯正は、ベンチそのものを大きくして、全員がゆったり座れるようにする治療法なんです。 当院では、この顎顔面矯正を「究極の予防治療」だと考えています。なぜなら、歯並びが悪くなる根本的な原因から治すことができるからです。 現代の子供に顎顔面矯正が必要な理由 なぜ今の子供たちに顎顔面矯正が必要なのでしょうか? 近代においては、軟らかい食事が主体となり、「良く噛む」必要がなくなったため、噛むための筋肉「咀嚼筋の発育不全」が起こり、「上顎の発育不足」が起こり、「下顎の発育不足」が起こります。 さらに栄養状態は良くなったため、一本一本の「歯の大きさの大型化」が起きてきています。顎骨の小型化と歯の大きさの大型化が同時に存在しているため、小さな顎に大きな歯は並びきらず、ぐちゃぐちゃに生えてきてしまうということが起こり、歯の生えそろうスペースが足りなくなってきています。 カレーやハンバーグ、アイスクリームやスナック菓子など、現代の子供が大好きな食べ物は、しっかりと噛まなくても食べることができます。そのため顎が小さくなるにも関わらず、歯は大きく、歯の数は変わらないので、歯が顎に入りきらなくなってしまうのです。 子供の早い時期にこのような顎の状態が把握できると、顎の骨の成長を促してあげることができます。そして、自然にキレイな歯並びをつくることができるのです。 顎顔面矯正で期待できる効果とメリット 顎顔面矯正は、歯並びを整えるだけではありません。 上顎を広げることで気道や鼻腔も広がり、鼻呼吸がしやすくなります。これにより、睡眠時無呼吸症候群のリスクの低減や様々な健康上のメリットが期待できるのです。 鼻呼吸の促進と全身の健康への影響 上顎の発育が悪いと鼻での呼吸が困難です。鼻で呼吸ができないと、口で呼吸するようになります。 習慣的な口呼吸は、次のような症状の原因になります。鼻づまりや鼻炎の症状、いびきをかく、昼間の眠気、睡眠時無呼吸症候群、ぜんそくやアトピー等のアレルギー、食べ物が噛みにくいなどです。 顎の骨の成長を促す顎顔面矯正では、鼻の通りがよくなり、正しい呼吸法が身に付きます。よって、このような症状への改善も期待できると注目されています。 口呼吸をしていると、空気中のばい菌が喉から体内に入ったり、口の中が乾燥してむし歯になりやすい状態をつくったりします。また、無呼吸症候群など睡眠障害を引き起こすこともあります。 当院では、鼻呼吸の習慣化を非常に重要視しています。歯並びや健康のために、鼻呼吸の習慣化が必要不可欠だからです。 歯並び改善以外のメリット 正しいかみ合わせを作ることで、無理な咬合力がかかることを防ぎ、歯を守ることにもつながります。 歯並びがキレイに整っていることで、清掃しやすく、むし歯の予防にもつながります。かみ合わせを整えることで脳の機能が活性化して記憶力にも良い影響があるとされています。 良い発音となり、歯の怪我の防止につながります。歯並びや顔貌が改善して笑顔が増えるという心理的なメリットもあります。 おおむね十分な拡大が行われれば、歯の生えるスペースは確保できるため、歯列矯正(成人矯正)が必要にならないか、必要になったとしてもわずかな矯正で済むことが多く、負担が少なくて済むことが多いです。ただし、100%必要がなくなるわけではありません。 顎顔面矯正を始める最適な時期   顎顔面矯正は、成長期にしか受けられない治療です。 適切なタイミングで治療を開始することで、大人になった時にお口のことで困らない環境が作れるようになります。 3歳から8歳までが重要な理由 できるだけ早くからの小児矯正をおすすめします。 特に、鼻呼吸をするようになるかどうか、キレイな発音、姿勢や食べ方などについては、3歳~8歳までに発達するものとされています。この時期を過ぎてからの改善は期間や難易度が高くなるため、3歳くらいからの小児矯正をおすすめします。 上顎の成長は、5歳をピークに10歳くらいでほぼ成長が止まってしまいます。それに対して、下顎は幼少期と、思春期、別れて成長のスパートがあります。この成長スピードの違いと、成長の不足量により、上下顎の不調和が発生し、不正咬合が起こってしまうのです。 年齢的には6才から10才くらいまでの子供さんが治療の対象になります。個人差はありますが、10才を超えると、従来の大人の矯正治療になってしまう可能性が高いです。 当院では、できるだけ早期に診断をお受けいただき、治療を開始していただきたいと考えております。最低でも6~8才までには診断をお受け頂き、治療を開始していただきたいと考えております。 混合歯列期(6~12歳)の重要性 6歳頃~12歳頃の「混合歯列期(乳歯と永久歯の両方が混ざっている生え変わりの時期)」に行う小児矯正は、多くのメリットがあります。 専用の矯正装置を使用し、歯を並べるためのスペースを確保し、その後の、歯をキレイに並べるための「二期治療」に移行するための下地を作るといった意味合いの小児矯正です。 また、この時期では、下顎前突(受け口)や上顎前突(出っ歯)、あごの曲りなどで顔貌に影響が出たりしないよう、顎の骨が成長する力を利用して、上下のあごの骨のバランスを整えていくことが可能ですので、将来的に顎の骨に対する手術などを行うリスクを避けることにもつながります。 この時期に、歯の並ぶスペースをしっかり確保することで、二期治療に移行しても抜歯の必要がなくなったり、二期治療そのものが必要無くなったり、といったことも期待できる小児矯正です。 顎顔面矯正の治療の流れと使用する装置 顎顔面矯正では、どのような装置を使い、どのように治療を進めていくのでしょうか? […]

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