高濃度ビタミンC点滴(IVC療法)は、ビタミンCを高濃度で静脈から投与する治療法です。経口摂取ではわずかしか吸収されませんが、点滴による投与では血液中のビタミン濃度が食品やサプリメントの摂取時と比べて約70倍も高くなります。
この治療法には多くの効果がありますが、歯科治療としておすすめする理由は、ビタミンCが歯周病に有効だという点です。 ビタミンCが不足すると、歯周病の初期症状である歯肉炎になりやすくなり、さらに進行し歯周病になってしまうと歯周組織が破壊されてしまいます。
また、喫煙も歯周病リスクを高める要因の一つにありますが、喫煙によりビタミンCが破壊され、歯周組織も破壊されやすくなってしまうためです。