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リップアートメイク「ダウンタイム」の経過と過ごし方を徹底解説

リップアートメイクのダウンタイムとは?

リップアートメイクを検討している方にとって、施術後の経過は最も気になるポイントではないでしょうか。

ダウンタイムとは、施術によってできた傷が治癒し、日常生活に戻るまでの期間を指します。リップアートメイクの場合、唇という繊細な部位に針で色素を注入するため、適切なケアと理解が欠かせません。個人差はあるものの、一般的には1週間から2週間程度で症状が落ち着いていきます。

この記事では、リップアートメイクのダウンタイム中に起こる変化や、快適に過ごすための具体的な方法について、歯科医師の視点から詳しく解説していきます。

 

リップアートメイクのダウンタイム〜施術直後から1週間の経過と症状

施術直後の唇は、想像以上に赤く見えることがあります。

「こんなに赤いの!?」と驚かれる方も少なくありません。これは針で色素を入れていくため、内出血のような赤みが出現するからです。心配になってしまう気持ちはよくわかりますが、徐々に色は薄くなっていくため基本的には問題ありません。

施術当日から翌日の変化

施術直後から翌日にかけては、唇にもっとも反応が現れやすい時期です。色素が濃く見え、唇が赤く腫れたような状態になることがあります。軽度の内出血やヒリつき、圧痛を伴うケースもありますが、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

唇は皮膚が薄くデリケートな部位であるため、腫れや痛みが一時的に強く感じられる可能性があります。この時期のトラブルを避けるには、施術部位に余計な刺激を与えないことが重要です。洗顔は優しく行い熱いもの・辛いものを食べるのは避けましょう。

施術2日目から5日目の皮むけ期

個人差はあるものの、施術後2日目から5日目には腫れや痛みが引いていきます。

少しずつ針を刺した部分の皮がむけていき、白っぽくなることもあるため、唇がまだら模様に見えることもあるでしょう。皮がむけた部分は繊細なため、刺激物を食べたり擦ったりするのは避けてください。また、皮が一通りむける頃に痛みや腫れが引いていれば順調な経過だといえます。

この時期に無理に皮を剥がしてしまうと、色ムラや色素の定着不良につながるおそれがあります。気になる場合でも、保湿を心がける程度にとどめましょう。

施術6日目から7日目の安定期

施術から1週間ほどで、腫れや痛み、皮むけなどが落ち着きます。この頃からアートメイクで入れた色が定着し始めるでしょう。ただし、唇はまだ乾燥しやすい状態のため、継続してアフターケアを行ってください。

見た目が落ち着いたように見えても、唇の内部では回復が続いているため、引き続き刺激を避けた生活を心がけることが重要です。

リップアートメイクのダウンタイム中に起こりやすい症状と対処法

ダウンタイム中には、いくつかの特徴的な症状が現れます。

それぞれの症状について理解し、適切に対処することで、より快適に過ごすことができます。

かさぶた・乾燥・軽い腫れへの対応

施術後3日目から5日目頃になると、唇の表面が乾燥しはじめ、場合によっては皮むけが見られることもあるでしょう。

この時期に無理にかさぶたを剥がしてしまうと、色素の定着が悪くなったり、色ムラの原因となったりします。自然に剥がれ落ちるのを待つことが肝要です。乾燥を防ぐために、クリニックで処方される専用保湿剤をこまめに塗っていただくことが大切です。

腫れに関しては、施術後2~3日目にもっとも目立ちやすくなりますが、痛み止めで対応していただける程度です。個人差はありますが、心配ないケースがほとんどです。

口唇ヘルペスと感染症リスクの注意点

唇の表面に小さな傷を付けて色素を入れていくため、体調が悪いときなどは施術後にヘルペスができることがあります。

唇には肌のようなバリア機能がないため、感染しやすい状態にあり、アートメイク施術後は感染リスクをさらに高めてしまうのです。化膿なども軽減できますので、予防薬を3日間内服していただくことをおすすめします。ヘルペスウイルスによくかかる方は、施術前に必ずお伝えください。

生ものには菌が存在していますので、施術後3日間ほどは刺激物とともに控えましょう。感染症のリスクを最小限に抑えることが、美しい仕上がりへの近道です。

リップアートメイクのダウンタイムを快適に過ごすアフターケア

適切なアフターケアは、リップアートメイクの仕上がりを左右する重要な要素です。

日常生活の中で気をつけるべきポイントを、具体的に見ていきましょう。

保湿・紫外線対策の重要性

保湿が重要なので、治療後5日間はお渡しする専用保湿剤で保湿をしていただきます。

治療の2週間前から唇と周辺の保湿を心掛け、リップティントや刺激の強い化粧品の使用も避けていただくことが推奨されます。唇が乾かないように保湿剤や軟膏をこまめに塗っていただくことが大切で、洗顔や入浴を短めにしていただき、紫外線なども気をつけていただく必要があります。

紫外線は色素の定着を妨げる可能性があるため、外出時には日傘や帽子などで唇を保護することも有効です。

刺激になるメイクやクレンジングは控える

施術後は唇が敏感になっており、極力刺激がないようにしていただきたいです。

リップのメイクは施術後1週間程度は控えましょう。アートメイク後の皮膚はダメージを受けた状態です。弱っている肌に、さまざまな成分が含まれるメイク用品を使用すると、施術部位が炎症を起こす場合がありますので、使用を控えると安心です。また、摩擦が色素の定着不良や滲みの原因となります。

クレンジングに関しても、オイル系のものは色素の定着が悪くなるため、施術後1週間程度は控えましょう。洗顔する際は唇に注意を払いながらやさしく洗顔してください。

飲酒や激しい運動、入浴の注意点

治療後1週間ほどは、激しい運動や多量の飲酒、たばこを避けます。

長時間、お風呂につかることは代謝が良くなり、色素の定着が悪くなる場合があるため、施術後1週間程度は控えましょう。アートメイク施術直後の皮膚は、炎症を起こしている状態です。毛細血管が傷ついた状態で、長湯などの血流が良くなることをすると、内出血や腫れが遅れて出現することがあります。

治療当日はシャワー浴で、その際は唇を専用保湿剤で覆うようにします。代謝が良くなり血流もあがることは、退色にもつながりますので、施術直後の長湯は避けましょう。また、感染対策のために、サウナや温泉なども控えていただきます。

リップアートメイクの施術前に知っておきたいこと

リップアートメイクを成功させるためには、施術前の準備も欠かせません。

カウンセリングから当日の準備まで、押さえておくべきポイントをご紹介します。

施術前のカウンセリングとデザイン決め

最初に歯科衛生士がカウンセリングをしっかり行います。どんな色や形にしたいのかご希望を伺い、注意事項を伝え、禁忌症に当てはまらないか確認します。

施術前にカウンセリングをしっかり行い、形をデザインしますので、ご本人の希望がない限り、元々の唇の形が変わってしまうことはありません。普段使用している口紅や、理想の唇の色や形の画像などがあると参考になりますので、できるだけ準備をお願いしています。

一人ひとりの顔色に合った色素を選ぶので、よりナチュラルな印象になります。アートメイクの上から口紅やグロスを塗ることもでき、その日の気分や洋服に合わせて変化も楽しんでいただけます。

トラブルを防ぐために確認すべきポイント

施術を受けられないのは、

「唇に急性期の炎症がある」

「免疫治療中」

「ケロイド体質」

「アトピー治療中」

「麻酔アレルギー」

「金属アレルギー」

「妊娠中の方」

などです。

体調を整えておくことも大切です。体調不良だとヘルペスが出やすくなりますので、お気をつけください。治療の2週間前から唇と周辺の保湿を心掛け、リップティントや刺激の強い化粧品の使用も避けていただきます。

症例

before after

項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇の黒ずみを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 50代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみと色むらを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみが気になる
施術名 リップアート
治療回数 2回

よくある質問Q&A

Q1:施術後すぐのメイクやキスはいつからOK?

リップメイクは、施術から2週間ほど経過してからをおすすめします。傷口がふさがっていればメイクは可能ですが、傷口がふさがるまでの期間には個人差があるため、術後の経過をみながら判断しましょう。

キスは唇への刺激となり、場合によっては炎症を引き起こすこともあります。そのため、施術後2週間から1ヶ月はNGです。

Q2:ダウンタイム中に痛みが強いときの対処法は?

治療中は麻酔をしますが、なかには痛みを感じる方がいるかもしれません。その場合は麻酔を追加して処置をしていきます。

施術後は腫れてヒリヒリ痛みますが、クリニックで痛み止めを処方してもらうことが可能です。痛み止めで対応していただける程度ですので、過度に心配する必要はありません。

Q3:かさぶたを早く取る方法や注意点はある?

1週間程でかさぶたが取れてきますが無理にはがさないように、自然に剥がれ落ちるのを待つことが肝要です。

無理に剥がしてしまうと、色ムラや色素の定着不良につながるおそれがあります。気になる場合でも、保湿を心がける程度にとどめましょう。

Q4:ダウンタイムを短くするためにできることは?

ダウンタイムを短くする特別な方法はありませんが、適切なアフターケアを行うことで、快適に過ごすことができます。

保湿をしっかり行い、刺激物を避け、激しい運動や長湯を控えることが重要です。また、体調を整えておくことで、ヘルペスなどのトラブルを防ぐことができます。

Q5:リップアートメイクはどれくらい持続しますか?

個人差はありますが、2回の施術で1-2年持続するといわれています。1年から2年程度で徐々に薄くなっていきます。

定着や褪色はお肌質やライフスタイル、代謝などにより個人差が大きいため、定着状況を見て半年から2年を目処にリタッチをしていただくと綺麗な状態を保つことができるかと思います。

まとめ:正しいケアで理想の唇を手に入れる

リップアートメイクのダウンタイムは、美しい唇を手に入れるための大切なプロセスです。

施術直後から1週間は、赤みや腫れ、皮むけなどの症状が現れますが、適切なケアを行うことで快適に過ごすことができます。保湿をしっかり行い、刺激物を避け、激しい運動や長湯を控えることが重要です。また、施術前の準備やカウンセリングも、理想の仕上がりを実現するために欠かせません。

口元に自信を持ち、笑顔で過ごせる毎日をサポートするリップアートメイク。ダウンタイム中の一時的な制限を乗り越えれば、メイクなしできれいな唇を長期間キープできる魅力があります。

 

著者情報

池田 由美子

所属学会・資格

  • 日本アンチエイジング歯科学会認定医
  • Global Academy Japan Short international cource soft and hard tissue surgeryⅡ(Faculty of Dentistry,Chulalongkorn University)修了
  • JSDA Teeth Whitening Expert取得
  • 日本顎顔面美容医療協会(Jmfas)認定医
  • 日本有床義歯学会(JPDA)所属・日本口腔インプラント学会所属
  • 日本美容歯科医療協会 口腔ヒアルロン酸・歯科ボツリヌス認定医
  • 日本抗加齢美容再建歯科協会(AesthticReconstruction)講師
  • 第一種歯科感染管理者(日本・アジア口腔保健支援機構)
  • 日本先端歯科技術研究所インプラント認証医
  • Advanced Implant Institute Japan2022年中期コース修了
  • 点滴療法研究会高濃度ビタミンC点滴認定医

池田歯科医院

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