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リップアートメイクの色選びで失敗しない方法|あなたにあった選び方

リップアートメイクの色選びが重要な理由

口紅を塗り直す手間が省けて、すっぴんでも血色の良い唇をキープできるリップアートメイク。

興味はあるけれど、色選びで失敗したらどうしよう…そんな不安を抱えていませんか?実は、リップアートメイクの満足度を左右する最大のポイントは「色選び」なんです。施術後は数年間その色が残るため、慎重に選ぶことが肝要です。

この記事では、パーソナルカラー別の色選びのコツから、失敗しないための具体的な方法まで、歯科医師として多くの施術に携わってきた経験をもとに解説します。

 

目的別・シーン別の色選びのポイント

パーソナルカラーも大切ですが、どんな印象になりたいかも重要な要素です。

自然な血色感をプラスしたい場合

すっぴんでも自信を持てる唇にしたい方には、肌馴染みの良いナチュラルカラーが最適です。自分の唇の色と近いトーンの色を選ぶことで、より自然な仕上がりになります。血色が悪く見えがちな方には、ほんのり赤みを帯びたコーラルピンクやヌーディーピンクがおすすめです。

メイクをしていない時でも顔色が明るく見え、健康的な印象を与えられます。リップクリームだけでも外出できるほどの自信に繋がりますよ。

華やかで印象的な唇にしたい場合

顔全体の印象を華やかにしたい、リップメイクの手間を省きたいという方には、少し大胆な色味を選ぶのがおすすめです。ローズピンク、ベリーピンク、レッド系の色は、顔立ちをはっきりと見せてくれます。

ただし、濃すぎる色は将来的に気分が変わったときに後悔する可能性もあります。当院では、唇の内側を濃く、外側に向かって薄くなるようにグラデーションで入れることをおすすめしています。こうすることで、上からリップを楽しみやすくなりますし、不自然さも軽減できます。

唇の形や色ムラを補正したい場合

唇の輪郭がぼやけている、左右差がある、くすみが気になるという方にも、リップアートメイクは有効です。輪郭をはっきりさせることで、唇を上向きに見せたり、薄い唇のボリュームをアップさせたりすることも可能です。

ただし、無理に大きく広げすぎると不自然になることもあります。唇が薄いのを気にされている方には、アートメイクだけでなく、唇ヒアルロン酸との併用もおすすめしています。より自然にぷっくりとした可愛らしい唇を実現できますよ。

色選びで失敗しないための重要ポイント

 

色選びで後悔しないために、押さえておくべきポイントがいくつかあります。

時間経過による色の変化を理解する

リップアートメイクの色選びが難しいと感じる理由の一つに、時間経過による色の変化があります。施術直後の色は濃く、数日経つと落ち着いて自然な色味に変化します。また、数年後にはさらに色が薄くなるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

単に現在の流行色を選ぶのではなく、数年後の色の変化も考慮に入れることが重要です。経験豊富なアーティストとしっかりと相談し、長期的な視点で色を選びましょう。

ノーメイクになじむ色を選ぶ

リップアートメイクは長期間残るため、ノーメイクでも違和感のない色を選ぶことが大切です。日常的にフルメイクをしない方や、素顔で過ごす時間が多い方ほど、肌になじむ色味かどうかが仕上がりの印象を大きく左右します。

自然に見える発色は顔全体のバランスを整え、清潔感や落ち着いた雰囲気を引き出します。淡いコーラルやヌーディーなベージュは、主張を抑えるのでさまざまなシーンに溶け込みやすいです。

カウンセリングで色のシミュレーションを徹底する

事前カウンセリングでは、色のシミュレーションを徹底的に行うことが肝要です。当院では、カウンセリングの際に、どんな色や形にしたいのかご希望を伺い、お顔全体のバランスを見ながら最適な色をご提案しています。

普段使用している口紅や、理想の唇の色や形の画像などがあると、より具体的なイメージを共有できます。できるだけ準備をお願いしています。施術前にしっかりと納得できるまで相談することで、失敗のリスクを大幅に減らせます。

症例

before after

項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇の黒ずみを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 50代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみと色むらを治したい
施術名 リップアート
治療回数 2回
 
before after
項目 内容
性別 / 年齢層 20代女性
主訴 / 診断名 唇のくすみが気になる
施術名 リップアート
治療回数 2回

リップアートメイクに関するよくある質問(Q&A)

Q1. リップアートメイクはどれくらい持続しますか?

個人差はありますが、2回の施術で1-2年持続するといわれています。タトゥーとの違いは、色素を注入する深さです。アートメイクは皮膚の浅い層に入れるため、肌のターンオーバーによってだんだんと薄くなっていきます。定期的なリタッチを重ねながら仕上がりを保つことが推奨されます。

Q2. 施術時の痛みはどの程度ですか?

歯科医院でのデンタルアートメイクでは、口腔内麻酔(浸潤麻酔)を使用するため、痛みを感じることがほとんどありません。美容外科で行うクリーム状の表面麻酔と比べて、施術時の出血が少なく、色素が定着しやすいメリットもあります。処置時間も麻酔込みで30分~45分ほどで済みます。

Q3. 施術を受けられない人はいますか?

18歳未満の方、唇に急性期の炎症がある方、免疫治療中の方、ケロイド体質の方、アトピー治療中の方、麻酔アレルギーや金属アレルギーのある方、妊娠中の方は施術を受けられません。事前のカウンセリングで確認しますので、ご安心ください。

Q4. 唇の形は変わりますか?

施術前にカウンセリングをしっかり行い、形をデザインしますので、ご本人の希望がない限り、元々の唇の形が変わってしまうことはありません。輪郭をはっきりさせることで、唇を上向きに見せたり、左右差を補正したりすることは可能です。

Q5. アートメイクの上から口紅は塗れますか?

もちろん塗れます。アートメイクの上から口紅やグロスを塗ることもでき、その日の気分や洋服に合わせて変化も楽しんでいただけます。デンタルアートメイクは本来の色を取り戻すことを大事にしており、一人ひとりの顔色に合った色素を選ぶので、よりナチュラルな印象になります。

まとめ:リップアートメイクの色選びは慎重に

私たちがデンタルアートメイクで目指しているのは、紫外線や加齢の影響などによってくすんでしまった唇を本来の色に戻し、自然で美しい色や形にしていくことです。唇の血色がよくなって肌のトーンがアップし、笑顔に自信が持てるようになっていただければと思っています。

唇に悩みがある方、気になっている方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

著者情報

池田 由美子

所属学会・資格

  • 日本アンチエイジング歯科学会認定医
  • Global Academy Japan Short international cource soft and hard tissue surgeryⅡ(Faculty of Dentistry,Chulalongkorn University)修了
  • JSDA Teeth Whitening Expert取得
  • 日本顎顔面美容医療協会(Jmfas)認定医
  • 日本有床義歯学会(JPDA)所属・日本口腔インプラント学会所属
  • 日本美容歯科医療協会 口腔ヒアルロン酸・歯科ボツリヌス認定医
  • 日本抗加齢美容再建歯科協会(AesthticReconstruction)講師
  • 第一種歯科感染管理者(日本・アジア口腔保健支援機構)
  • 日本先端歯科技術研究所インプラント認証医
  • Advanced Implant Institute Japan2022年中期コース修了
  • 点滴療法研究会高濃度ビタミンC点滴認定医



池田歯科医院

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